NICUスーパーバイザー 赤ちゃんのための頭のかたち外来

お電話でお問い合わせ

 052-778-1103

よくある質問

受診の目安

Q. 赤ちゃんの頭がいびつ(斜頭症)と思った時は?
A. 赤ちゃんを向かい合わせに抱っこした状態で、頭を手で支えながら鼻をまっすぐお母さんの側に向けて座らせます。お父さんに協力してもらって、赤ちゃんの頭を真上から見て、両耳の上端に人差し指を当てて左右差を見ます。
向き癖の反対側の耳を基準として、向き癖側の耳の位置が、人差し指の幅の半分以上前にずれていれば受診しましょう(耳介の1/2横指前方偏位)。向き癖側の後頭部が圧迫されて平坦化が進むと、側頭骨まで前方にずれるので、耳の位置も前方にずれてしまいます。 頭の形を計測するアプリもありますが、撮影する時の角度によって値が変わってしまうので注意が必要です。

斜頭症の重症度分類 (Argenta分類)

Q.赤ちゃんの頭が絶壁(短頭症)と思った時は?
A.赤ちゃんの頭を真上から見て、横幅(横径)≧縦幅(前後径)なら受診しましょう。

短頭症の重症度分類 (Argenta分類)

Q.どこの医療機関に行けばいいですか?
A.

頭のかたち外来もしくは担当医 田中の枠で予約をしていただければ、斜頭症や短頭症の計測、アドバイスを受けられます。

・名古屋バースクリニック(名古屋市名東区)※要予約
電話予約:052-778-1103
ネット予約

・大平クリニック(名古屋市中川区)※要予約
電話予約:052-383-0303

・ひばりがおかこどもとアレルギーのクリニック(名古屋市瑞穂区)※要予約
電話予約:052-837-0303
ネット予約

・青山病院(瀬戸市)
電話予約:0561-82-1118

Q.予防接種を受けながら、発育や発達について気軽に相談できる施設はありますか?
A.大平クリニックと青山病院では予防接種を受けながら、発育・発達の支援やアドバイス、月齢毎の健診も受けられます。特にNICU卒業生にはお勧めです。身長・体重・頭囲だけでなく、必要に応じて頭の形も一緒に計測します。

斜頭症・短頭症の予防

Q. 斜頭症・短頭症を予防するためにはどうすればいいですか?
A. タミータイム(腹臥位練習)は30分-60分/日。混合栄養・母乳栄養の赤ちゃんには、生後数日から医療機関専売品のベビーD200(1滴5μg)を2滴/日飲ませましょう。薬局やネットで購入できる市販のベビーD(1滴2μg)は濃度が薄いため5滴/日必要ですが、価格はどちらも同じです。飲みはじめが遅くなっても、骨を丈夫にする以外にもいろいろな効果があるのでお勧めしています。前述の医療施設もしくはその提携薬局で購入できます。
Q.タミータイムはいつから始めればいいですか?
A.生後数日から始められます。乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクもあるため、寝返りが自分でできるようになるまでは、必ず見守りながら腹ばい練習をしましょう。ワンちゃんや猫ちゃんと同様、赤ちゃんにとっても腹臥位の方が楽に呼吸できます。
Q.タミータイムはどんなタイミングでやればいいですか?
A.10分を3回など、目標は30-60分/日。ミルク前に運動を兼ねて、オムツ交換や沐浴後のリラックスタイムがチャンス!読み聞かせをしながら、ちょっとした時間を使ってチョコチョコやりましょう。慣れてくれば、ゲップをさせた後のミルク後でもOKです。生後早期からの読み聞かせは、コミュ力アップに繋がります。
Q.腹ばいが嫌いです。どうすればいいですか?
A.まずは、ご両親が寝転がって胸やお腹の上でタミータイム。それも嫌がる時は、向かい合わせのコアラ抱き⇒コアラ抱きのままで少し傾けた抱っこ⇒ご両親が寝転んだ状態で胸やお腹の上での腹ばい練習と徐々に慣らしていきましょう。心の準備をしてもらうために、始める前の声掛けも大切です。寝返り練習のコツもお教えしますが、腹ばい嫌いがなくなると、寝返りもできるようになります。
Q.タミータイムの時間を長くするコツはありますか?
A.床におなかが接触しているという皮膚感覚(感覚過敏)を他に向けるため、おもちゃを見せてあやしたり(視覚)、読み聞かせをしたり(聴覚)、背中のベビーマッサージ(背中の触覚)も試してみましょう。オイルを使ったベビーマッサージは、赤ちゃんのスキンケア+リラクゼーション+お母さんの手のスキンケアにもなるためお勧めです。
Q.読み聞かせはいつからやればいいですか?
A.赤ちゃんがおなかにいる時から始められます。音読した声は胎児にも届いています。生後間もない時から、お父さんや兄姉にも手伝ってもらって、みんなで読み聞かせをしましょう。3歳を過ぎると絵本を覚えているので、字が読めない時からでも音読練習ができます。
Q.読み聞かせのコツはありますか?
A.やや高めの声、おおげさに抑揚をつけた声に赤ちゃんは耳を傾けます(マザリーズ)。ややテンションを上げて、「日本昔ばなし」のような、ゆっくりした調子で読んであげましょう。たくさん声掛けをすると、たくさん笑顔を見せると、赤ちゃんの発声や笑顔も増えます。感じていること、考えていること、やろうとしていることは、なるべく声に出して赤ちゃんに聞かせましょう。
Q.向き癖を減らすコツはありますか?
A.向き癖用の枕は効果がないと報告されています。声掛けをしながら、あやしながら反対側を向いてのタミータイム、向き癖側を壁にする、抱っこや授乳の時に反対側を向かせる(無理のない範囲で)などの方法があります。無理やりではなく、赤ちゃん自身に反対側に向いてもらうように興味を引くこともポイントです。抱っこ自体もタミータイムの一種で、頭の変形予防や矯正には役立ちます。
Q.赤ちゃんの頭の骨を丈夫にする方法はありますか?
A.日本では成人の98%がビタミンD不足という報告があります。妊娠中からビタミンDを含んだマルチサプリの内服をお勧めします。成分表がきちんと書かれているものを選びましょう。海外のガイドラインでは、母乳栄養・混合栄養の赤ちゃんには生後数日からビタミンDを10μg/日摂取することが推奨されています(ベビーD200を2滴/日) 子どものビタミンD不足も増えているので、できれば1歳まで2滴/日、それ以後も1滴/日をお勧めしています。
Q.おとなもこどももビタミン不足になっているのはなぜですか?
A.ビタミンDの80%は日光を浴びることによって皮膚で産生され、食事から摂取するビタミンDが20%とされています。夏は酷暑で、冬は寒く、春秋は花粉症のため外出を控え、日焼け止めを塗る、室内で生活するなど、日光を浴びる機会が減ったことが一番の原因です。ビタミンDを豊富に含む鮭・青魚やキノコ嫌い、偏食も誘因となります。母乳には脂溶性ビタミンのビタミンDとビタミンKがほとんど含まれていません。そのため、出生後は薬としてケーツーシロップを飲ませますが、命にかかわらないビタミンDはサプリしかありません。また、出生時には母親の半分の濃度しか赤ちゃんにビタミンDが移行しないので、日本の赤ちゃんの多くはビタミンD不足に陥っています。
Q.ビタミンDは骨以外にも効果がありますか?
A.ビタミンDは腎臓や消化管でのカルシウムやリンの吸収を促進して骨を丈夫にしますが、神経・筋肉・免疫細胞にもビタミンDを受け取る受容体があることがわかってきました。発達を促し、免疫力を高めてアレルギーを予防し、筋肉を増やす作用も持っています。
Q.ベビーD200はどこで買えますか?
A.濃度の薄いベビーD(1滴2μg)は市販品として薬局やネットでも買えますが、濃度の濃いベビーD200(1滴5μg)は医療機関専売品です。名古屋市内では、名古屋バースクリニック(名東区)、ひばりがおかこどもとアレルギーのクリニック(瑞穂区)、大平クリニック(中川区)、瀬戸市の青山病院など一部のクリニックや病院で購入できます。